日本顕微鏡歯科学会 認定医
100%拡大視野治療
成功率の高い
「生活歯髄保存療法」
基本に忠実な歯科医療で、
神経を残す治療に自信があります。
セカンドオピニオンも受け付けています。
神経を取るといわれたら、当院にご相談ください。
露髄した神経を、MTAセメントを用いた直接覆髄法で保存したケース。
露髄した神経を、MTAセメントを用いた直接覆髄法で保存したケース。
神経を残したいならご相談ください
昔の歯科治療では、痛みが出るとすぐに神経を取ることが一般的でした。
しかし、歯の神経は本来できるだけ残すべき大切な組織であり、むやみに取ってよいものではありません。神経を失った歯は栄養を取り込めなくなり、時間とともにもろく、割れやすくなってしまいます。
たとえ痛みは一時的に治まっても、結果として歯の寿命を大きく縮めてしまうのです。
もちろん、神経を取る「根管治療」が必要になることもありますが、当院では、いかに神経を守りながら治療するかを重要視しています。
歯の神経をできる限り残し、健康な状態を保つための治療は「生活歯髄保存療法」と呼ばれ、現代歯科でとても重要な考え方となっています。
神経を守る「生活歯髄保存療法」
一般的には、虫歯と歯の神経との距離が2mm以上あれば、レジンなどの材料で安全に治療することができます。
しかし、この距離が2mmを下回ったり、ほとんど神経に近い状態まで進んでしまった場合には、「生活歯髄保存療法」を選択することになります。
生活歯髄保存療法は、虫歯の進行度合いによっていくつかの方法に分けられており、それぞれ歯の神経をできるだけ守るための治療です。
以下では、その具体的な治療法について詳しくご紹介します。
虫歯と神経の距離が2mm以下の場合〜間接覆髄法〜
虫歯がまだ神経までは達していなくても、2mm以内まで近づくと、痛みやしみるといった症状が出ることがあります。こうしたケースで選択されるのが「間接覆髄法」という治療です。
この治療では、神経はまだ歯の層に守られている状態ですが、削った部分に「MTAセメント」などの特殊な薬剤を置くことで、神経を刺激から守り、歯の内部が再び硬くなるよう促します。
MTAセメントは、歯の穴を塞ぐために用いられる薬剤の一種で、次のような特長があります。
高い殺菌作用
強いアルカリ性のため、虫歯菌に対して殺菌効果が期待できます。
すき間なく密閉できる
硬化する際にわずかに膨張する特性があり、削った部分をしっかり封鎖します。
歯質を強化する
歯を丈夫にする成分が含まれており、再石灰化を促します。
神経を守る保護層を形成
神経の上に新しい硬い組織ができるのを助け、歯髄の保存につながります。
これらの効果により、神経の近くまで達した虫歯の原因菌を殺菌しつつ、ふたたび細菌が侵入しないようにしっかり密閉してくれます。
神経が露出してしまった場合〜直接覆髄法〜
虫歯になった部分を削ると、神経が露出してしまうことがあります。露出してしまった神経は細菌に感染しやすく、多くの場合、こうなると神経を取る「抜髄」が行われます。
しかし、状態によっては神経の露出部分をMTAセメントで覆う「直接覆髄法」で、神経を取らずに治療できることがあります。
神経の一部に炎症が起きてしまった場合〜部分断髄法〜
虫歯が神経まで達すると強い痛みが出ますが、その炎症が神経全体ではなく一部に限られている場合は、「部分断髄法」で対応できることがあります。
部分断髄法では、炎症を起こしている部分だけを取り除き、健康な神経をできるだけ残します。神経をすべて抜かずに済むため、歯の寿命を守るうえでもとても有効な方法です。
処置後は、残した神経を保護するために MTAセメントで丁寧に覆い、歯がしっかり回復できるようにサポートします。
岡野歯科医院の顕微鏡(マイクロスコープ)治療
岡野歯科医院では、すべての治療にマイクロスコープ(歯科用顕微鏡)を使用し、見える精密治療を徹底しています。
わずかな段差や隙間も見逃さず、再発を防ぎ、長く安心して使える治療を提供することを医院の基本方針としています。具体的な取り組みを説明します。
マイクロスコープ治療のエキスパートが担当
院長の岡野は15年以上前からマイクロスコープ治療を手がけるエキスパートです。また、日本顕微鏡歯科学会認定医の資格も有しています。
さらに、難易度の高いミラーテクニックを駆使し、視野・角度を自在に操り、他院では再現が難しい精密処置を実現しています。
院長:岡野 眞
経歴
| 1987年 | 昭和大学歯学部 卒業 |
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| 2001年 | 岡野歯科医院 医院長就任 |
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資格・所属学会・団体
- 日本歯内療法学会会員
- 日本顕微鏡歯科学会会員
- 日本顕微鏡歯科学会認定医
- 顕微鏡歯科ネットワークジャパン認定医
「適合」に徹底的にこだわる
岡野歯科医院で最も重視しているのは、被せ物・詰め物の適合性です。
「適合性」とは、歯と被せ物・詰め物の境目がどれだけピッタリ合っているかを示す言葉です。
境目のすき間がほとんどなく、滑らかにつながっている状態を「適合性が良い」と言い、逆に境目にすき間や段差ができてしまう状態を「適合性が悪い(不適合)」と呼びます。
つまり、適合性が良いというのは歯と人工物が隙間なくフィットしている状態、適合性が悪いというのは境目に段差やすき間が生まれている状態のことです。
マイクロスコープは最大30倍の拡大視野で、肉眼やルーペでは見えないわずかな段差・隙間・感染部位まで確実に把握できます。
適合が良くなることでプラークが溜まりにくく、セルフケアもしやすいことからむし歯の再発リスクを根本から減らし、更に根管への再感染も防ぎ根尖病変の再発も防げるというメリットがあります。