岡野歯科医院
日本顕微鏡歯科学会認定医顕微鏡歯科治療|根管治療|マイクロスコープ|武蔵小杉駅徒歩1分完全予約制・自由診療TEL.044-711-8241
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お悩み相談

【お悩み相談】Q17.貴院で撮影したCT画像を譲り受けることは可能ですか?有料であれば料金を教えてください。

記事概要

以前より皆さんから頂く歯に関する不安やお悩みについてブログを通じてお答えさせていただけたらと思い、この度「お悩み」と、その解決法の提案についてコラムを書きました。

1 CT画像データは無料でお渡ししています

当院の歯科用CTスキャン撮影費は33,000円です。(自由診療)
ただし、初回に限り11,000円で撮影しています。セカンドオピニオンなどで受診される場合も、11,000円で撮影させていただきます。

また、CTの画像データは、初回に限りCD-ROMに書き込み無料で差し上げています。
データが必要な場合は、お気軽にご相談ください。

Photo.CTスキャン
CTスキャン

2根管治療を成功に導くためには、CTスキャンは不可欠です

CT(コンピュータ断層撮影)は患部を輪切りにして診ることができたり、様々な方向から患部を診る事ができます。レントゲン(X線)画像とは異なり、診たい場所の画像をピンポイントで取り出して見ることができるので、むし歯・歯周病・根管治療・インプラント・顎関節・腫瘍など、様々な疾患の診断に有効です。

根管治療時にも、CTスキャンは現在なくてはならないものとなっています。
レントゲン(X線)画像では重なって見えない根管を確認できたりなど、根管の複雑な走行を把握するのに役立ちます。

実は、根管(歯の神経の通り道)は歯根の中で複雑に枝分かれしたり、三次元的に色々な方向へ湾曲していることがもあります。また、根管が石灰沈着により、マイクロスコープでも見えないくらい細くなり塞がってしまうと根管治療は益々困難を極めます。

根管治療を成功させるためには、この複雑な根管内の歯髄組織や汚染物質を除去しなければならないのですが、根管は単純ではなく、レントゲン(X線)画像だけでは、正確な根管の形や病巣の有無を診断するのは難しいです。
根管治療の成功は、もはやCTスキャン無しでは不可能と言っても過言ではありません。

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3CTスキャンの被曝量とメリット

CTスキャン画像を撮影する最大のメリットは、レントゲン(X線)画像では問題が無いと診断された歯でも、CT画像で膿の影や根管の複雑さなどの問題を確認する事ができる点です。

レントゲン(X線)画像だけでは見過ごしている可能性もあるので、根管治療(歯の神経の治療)には、必ず、CT画像を用いて確認する必要があります。

CTスキャンは、レントゲン(X線)撮影よりも被曝量が多いですが、歯科用のCTは、東京⇔ニューヨークの往復で浴びる放射線量よりも少ないです。

CTスキャンでなければ見えないものがあり、CTにより今までできなかった治療ができるようになること、治せなかった病気を治すことができるかもしれないということを、ご理解いただけたらと思います。

被曝を避けるあまり、それによって適切な処置がなされないと、残せる歯も残せなくなるかもしれません。

CTスキャンによる診断に加え、マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)による拡大治療。
そして高度な保存治療技術。
これらが、三位一体になることにより更に高い治療成功率を目指すことができます。

Photo.被曝量目安
被曝量目安