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症例で見る精密根管治療

Vol.37 上顎第二大臼歯の口蓋根に膿があり手術ができないケース

上顎第二大臼歯の口蓋根の根尖に膿があり、非外科的歯内療法で治らなかった場合、外科的歯内療法は意図的再植術が選択されます。しかし、意図的再植術は歯根の形状により適応できなかったり、抜歯時に歯根が割れたり、施術後に歯根吸収を起こすことがあったりとリスクがあり、可能ならば避けたいところです。

本ケースは、まさに上顎第二大臼歯の口蓋根に根管治療不足によると考えられる膿があり、外科的歯内療法をせずに治したいケースでした。

上顎第二大臼歯の口蓋根の矢状断のCT画像です。

矢印の上顎第二大臼歯の口蓋根の先に膿の影がみられます。

上顎第二大臼歯の冠状断のCT画像です。

矢印の上顎第二大臼歯の口蓋根の先に膿の影がみられます。根の先まで根管充填が届いていないのが分かります。

根管治療不足が原因で膿んでいることが考えられたため、精密再根管治療を行いました。画像は、根管充填時のレントゲン画像です。

精密根管治療6カ月後の経過観察時の矢状断のCT画像です。上顎第二大臼歯の口蓋根の先にみられた膿の影が縮小し歯槽骨が再生しています。

精密根管治療6カ月後の経過観察時の冠状断のCT画像です。上顎第二大臼歯の口蓋根の先にみられた膿の影が縮小し歯槽骨が再生しています。

本ケースは幸いにも上顎第二大臼歯の口蓋根の膿を非外科的歯内療法で治すことができました。根管治療が失敗している場合、必ずしも手術ができるとは限りません。特に奥歯の根管治療は一回目の根管治療で成功させることが重要です。可能ならば、根管治療が失敗してからでなく、一回目の根管治療から根管治療の得意な歯科医院にかかることをお勧めしたいと思います。そうすれば、抜歯の確率を下げることができると思います。

《根管治療の主な副作用》
ラバーダム防湿が必要になり、開口時間が長くなります。歯科用顕微鏡による精密根管治療は、肉眼や拡大鏡では見えないところ(治療が不十分であった部分)が見えるようになるため、なすべき治療が増えるので治療時間や治療日数がかかります。

《治療期間》
おおよそ、3~5日(1回1時間の目算です。)

《治療費》
精密根管治療費(消費税込み):前歯132,000円、小臼歯154,000円、大臼歯 176,000円

>>より詳しい情報は、当院の根管治療ページでご案内しておりますので、あわせてご覧ください。

歯科医師

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顕微鏡歯科ネットワークジャパン認定医・日本顕微鏡歯科学会認定医

根管治療・顕微鏡歯科治療専門 歯科医岡野 眞

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