2015

10/19

静かに忍び寄る歯周病への対処法 3つのポイント

あなたは歯を失う二大原因をご存知でしょうか?それは、

虫歯と歯周病なのです。そして、どちらが歯を失ってしまう原因として多いのか。

それは歯周病です。

歯周病、俗に歯槽膿漏(歯槽膿漏とは歯周病のひとつの症状のことです。)と呼ばれるこの病気は、実に歯を抜く原因の50%以上を占めます。

歯周病についてお話をしている動画です。2分36秒の動画です。よかったらご覧ください。

歯周病で抜歯に至るまでの段階

段階①:歯を支えるアゴの骨が歯周病菌の感染が元で溶けてなくなってしまう。

段階②:溶けてなくなった部分にバイ菌の巣ができてしまう。

段階③:膿んで歯肉が腫れたり、歯がグラグラ揺れ始める。

段階④:痛くて上手く噛めなくなって抜歯に至る。

歯周病には自覚症状がない

歯周病の初期には歯ブラシの時に出血があるくらいで、その他にはほとんど自覚症状は出ず、中等度に進行してきても歯が少し揺れたり、歯肉がやや落ちたり、水がしみるくらいで、やはり大きな自覚症状はないことが多いです。

ここが厄介なところで、重症化するまでは強い症状が出ないので自分では気づくことができず、ほぼ普通に生活することができます。

しかし、歯肉が腫れたり痛みを起こして慌てて歯科医院に駆け込んだころには、もう助けることができないほど、歯周病が進行していることが多いのです。

一般的に、歯周病の治療は中等度の状態までが限界で、重症化すると治療の成功率は下がり、奥歯に行けば行くほどその成功率は下がります。また歯周病の10%は何をしても治らないと言われています。

歯周病への対処法

では、歯周病に対して私たちはどう対処したらよいのでしょうか。重症化すると助からないわけですから、初期、または中等度の状態で歯周病を見つけて治療し改善された状態を維持するということです。

ポイントは3つあります。

①初期や中等度の自覚症状を見逃さない

  • ブラッシング時の歯肉からの出血
  • 水がしみる
  • 歯肉が落ちてきた
  • 歯が前よりも動く
  • 噛んだ時の違和感
  • 歯ぎしりを指摘されたり、自覚がある

これらの症状が出てきたら歯周病であることが疑われます。

②歯周病と診断されたら、重症化する前に徹底的に治療する

中等度の状態でしたら歯周病の進行を止め改善できる可能性があります。但し、どの歯科医院でも歯周病の治療ができるとは限りませんので、歯周病治療の得意な医院を受診してください。

③定期的な検診を欠かさない

歯周病は静かに進行します。自覚症状が弱いからこそ、プロである歯科医院に早く歯周病を見つけてもらうことをお勧めします。早期発見・早期治療は患者さんの経済的、肉体的、精神的、時間的負担を減らします。

また、歯に自信があり、今までほとんど歯科医院にかかったことがない方も要注意です。自分では気付かないだけで、もう歯周病が進んでいる可能性があるからです。

まとめ

歯周病治療も日々進歩してきていますが、患者さんと歯科医院がどんなに頑張っても助けられない歯もあります。まずは、信頼できる歯科医院にかかられることをお勧めします。