2018

2/26

【動画で見る、顕微鏡歯科治療と根管治療:Vol.1】日本国内14人しかいない「顕微鏡歯科ネットワークジャパン認定医」の一人として、皆様に知っておいていただきたい大切な歯の話

記事概要

日本では顕微鏡歯科治療の認知度が極めて低いと考えています。当院が顕微鏡歯科治療を導入した理由をはじめ、歯科で顕微鏡はどう治療に使われ、どのような治療に有効なのかなど、顕微鏡歯科治療について動画(YouTube)と共にわかりやすく解説いたします。

顕微鏡を使った歯科治療は、日本では治療の効果もさることながら、顕微鏡歯科治療自体の認知度が極めて低いと考えています。歯科で顕微鏡はどう治療に使われるのだろう、どのような治療に有効なのかなど、分かりにくい顕微鏡歯科治療について簡単に解説してみました。YouTubeにて動画でご覧いただけます。動画内でお話している内容と、補足解説をブログにまとめましたので、併せて御覧ください。

当院が顕微鏡歯科治療を導入した理由とメリットについて

実は、お口の中にできるむし歯の80%が、詰めたり被せたりした治療部位の、治療後のむし歯の再発です。

予防歯科に取り組むようになって15年以上が経ちます。予防を始めた当初は、医院でのクリーニングやブラッシング指導(プラークコントロール)に力をいれていましたが、全く詰め物・被せ物のむし歯の再発は抑えられませんでした。

つまり、むし歯予防には、クリーニングやブラッシング指導以前に、別の大きな問題があったということに気付かされました。

それは、精度の悪い詰め物や被せ物は、どのような歯科治療を施しても、どうしても予防できない、長持ちさせられないという事です。

そこで、まずは、詰め物・被せ物の精度を高めるしかない、歯と詰め物や被せ物との繋ぎ目をピッタリ合わせるべきだという結論に至りました。これが、私が、歯科用顕微鏡を使うようになった最大の理由です。

逆に、詰め物・被せ物をピッタリと併せることによって、むし歯菌がたまりにくくなり、むし歯の再発が防げることが明確に分かりました。これを多くの方に知っていただきたいと思います。

既存の歯科治療の一つに、術野を大きく拡大するにはルーペ(拡大鏡)がありますが、通常は2〜3倍、良くて8倍程度です。
顕微鏡は20〜30倍まで拡大することが可能です。ルーペでは見えなかったことが顕微鏡では見え、詰め物や被せ物の精度を上げるのに必須と考え、顕微鏡を導入しました。

顕微鏡歯科ネットワークジャパンについて

私が認定医を取得している『顕微鏡歯科ネットワークジャパン』は、近年普及しつつある、顕微鏡歯科治療の発展と認知を広げるために設立された団体です。
顕微鏡歯科治療は、その難易度が非常に高いため、そこで認定されたメンバーは、確かな顕微鏡歯科治療ができると認められた歯科医師です。

なぜなら、歯科用顕微鏡は、持っていればどんな歯科医でも良い治療ができるとは限らないからです。顕微鏡歯科治療において、厳しい審査を受けた上で、歯科医が登録されています。自分も登録されているメンバーの一人です。

現在は、14名のみとなっています(登録数は、変動します)。私は、この14人のメンバーの一人として認定されています。

歯の神経治療と歯科顕微鏡について

顕微鏡歯科治療は、特に困難を極める歯の神経治療に非常に有効です。昔は、見え難い根管の中を、勘や手探りで治療するしかありませんでした。所詮は勘の治療なので、根管治療の成功率は低い時代が続いてきたのです。(※データの根拠はこちら

しかし、そこを歯科用顕微鏡で明るく照らして拡大して見ることで、根管の中の状況が非常に良くわかります。そのため、歯科用顕微鏡を使うことによって歯の神経治療の成功率があがってきます。私自身の治療においても、歯科用顕微鏡を使うようになってから、格段に根管治療の成功率があがっていきました。

根管治療のやり直しが減ったので、安心して根管治療の後の被せ物もできるようになりました。

非常に難しい顕微鏡治療技術をどうやって身につけたか

私の今の顕微鏡歯科治療技術の習得は、ひたすら努力と勉強で身に着けたものです。一生懸命練習もしました。
また、自分自身、昔から細かい作業が好きでしたので、この治療法は自分にも合っていると感じました。

特に、顕微鏡歯科治療というのは、非常に楽しいのです。治療が楽しいというのが、最大の強みです。他の顕微鏡歯科治療を専門にしている歯科医師も同じことを言っています。

とても良い治療ができているということが、その場で体験でき、その場で見えますので、顕微鏡歯科治療はとても楽しいのです。

今まで、目で見えなかった部分が見えるようになり、治療を確実に行えるようになります。これが上手くいくととても嬉しかったり楽しかったりします。上手くいかなかった事が、本当にうまくいくようになった事が最大の喜びなのです。

どんな方に顕微鏡歯科治療を勧めたいか

詰め物、被せ物治療や根管治療は最初が肝心です。再発を繰り返せば治療の度にどんどん歯が削られ最終的には抜歯になってしまいます。

顕微鏡歯科治療は、再発を抑え、歯を長持ちさせるための治療なのです。

ですから、特殊な治療ではなく、どのような方にも受けていただきたい治療です。

むし歯の再発に悩んでいる方、神経の治療をしたのに痛みや違和感が残っている方は、特に顕微鏡歯科治療を受けられると良いと思います。

私は、この治療用顕微鏡にであって、とてもラッキーだと思っています。
ぜひ、動画も御覧ください。