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Vol.19 歯根破折を思わせるほど膿の影が大きくても、歯根破折しておらず根管治療で治ったケース

2025年9月11日

抜歯をしたくないとのことで、当医院に来院された患者さんです。CT画像で確認したところ、上顎第一大臼歯の歯根の周りに膿の影がみられ、その大きさは一部骨を突き破って歯肉に達するほどでした。また、歯根の横に長い影もみられ、歯根破折を疑わせるケースでした。
歯科用顕微鏡で根管内から確認したところ、歯根破折はみられなかったため、隔壁を作りラバーダム防湿下で精密根管治療を行いました。
初診時には、歯根破折を疑わせるほど大きな膿ができていましたが、精密再根管治療後に行った経過観察のCT画像では、膿の消失が確認でき歯根破折ではなく不十分な根管治療が原因であることが分かりました。

初診時の上顎第一大臼歯口蓋根の矢状断のCT画像です。

歯根の先端から横にかけて矢印のように長い影が認められ、歯根破折が疑われるケースでした。

初診時の上顎第一大臼歯冠状断のCT画像です。

根の周りにできている膿の大きさは、舌側の歯槽骨を破って歯肉に到達するほどの大きさでした(矢印のところ)。

歯科用顕微鏡で根管内を確認したところ、歯根破折が認められなかったため、精密根管治療を行いました。赤い矢印の歯が精密根管治療を行った歯です。

精密再根管治療6ヶ月後の口蓋根の矢状断のCT画像です。根の先端から横にかけてできていた長い影が消失し、歯槽骨が再生しています(青い矢印)。

精密再根管治療6ヶ月後の口蓋根の冠状断のCT画像です。舌側の歯槽骨を破って歯肉に到達していた膿の影が消失し、歯槽骨が再生しています(青い矢印)。

初診時には、歯根破折を疑わせるほど大きな膿ができていましたが、精密再根管治療後に行った経過観察のCT画像では、膿の消失が確認でき歯根破折ではなく不十分な根管治療が原因であることが分かりました。
膿の影が大きく歯根破折が疑われるケースでも、必ずしも根が割れているとは限りません。割れていないか状況をしっかり確認し、割れていなければ精密根管治療をしてみることをお勧めします。

《主な副作用》
ラバーダム防湿が必要になり、開口時間が長くなります。歯科用顕微鏡による精密根管治療は、肉眼や拡大鏡では見えないところ(治療が不十分であった部分)が見えるようになるため、なすべき治療が増えるので治療時間や治療日数がかかります。

《治療期間》
おおよそ、3〜5日(1回1時間の目算です。)

《治療費》
根管治療費(消費税込み):大臼歯 176,000円 (根管治療費以外に別途、被せ物・土台除去、隔壁作成の費用がかかることがあります。詳細は、お問い合わせください。)

>>より詳しい情報は、当院の根管治療ページでご案内しておりますので、あわせてご覧ください。

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