精密根管治療専門の歯科医院【岡野歯科医院】国内わずか11名の顕微鏡歯科ネットワークジャパン認定医
精密根管治療専門【武蔵小杉駅徒歩1分】完全予約制・自由診療TEL.044-711-8241
役立つ歯のコラム 役立つ歯のコラム 無料お悩み相談 無料お悩み相談

症例で見る精密根管治療

Vol.12 左の副鼻腔の粘膜に炎症があり、近くの歯が原因になっていたことが考えられるケース

左上の第二小臼歯、第一大臼歯、第二大臼歯に膿があり、左の上顎洞下部の粘膜が炎症を起こして腫れていたケースです。三つの歯の膿が上顎洞に接していたため、歯性上顎洞炎を起こしている可能性が高いケースです。ただし、三つの歯の全ての膿が治らなければ上顎洞炎が治らないかもしれません。膿も大きく根尖孔外感染という根管治療で治りにくい膿になってしまっていることも考えられます。
CT画像を参考にしながらラバーダム防湿下で左上の第二小臼歯、第一大臼歯、第二大臼歯の精密再根管治療を行い、根管を隅々まで殺菌消毒しました。6ヶ月後の経過観察後CTスキャンにより全ての歯の膿の改善と上顎洞の粘膜の炎症の消退を確認しました。

初診時のCT画像です。

赤い矢印の先に大きな膿がみられます。そして、青い矢印の先に、上顎洞の粘膜が炎症を起こして白く肥厚しているのが分かります。歯性上顎洞炎を起こしていると思われるケースです。

膿の原因と考えられる左上の第二小臼歯、第一大臼歯、第二大臼歯の精密再根管治療を行いました。

根管治療完了6ヶ月後のCT画像です。

根の先にできていた全ての膿が消失・骨が再生し、上顎洞の粘膜の炎症も消退しました。

上顎洞炎は、根管治療が原因で起こることがあります。適切な根管治療を行うことにより、上顎洞炎が改善することがあります。大きい膿があっても、根管治療をトライすることをお勧めします。

《主な副作用》
ラバーダム防湿が必要になり、開口時間が長くなります。歯科用顕微鏡による精密根管治療は、肉眼や拡大鏡では見えないところ(治療が不十分であった部分)が見えるようになるため、なすべき治療が増えるので治療時間や治療日数がかかります。

《治療期間》
おおよそ、3~5日(1回1時間の目算です。)

《治療費》
根管治療費(消費税込み):前歯132,000円、小臼歯154,000円、大臼歯 176,000円 (根管治療費以外に別途、被せ物・土台除去、隔壁作成の費用がかかることがあります。詳細は、お問い合わせください。)

>>より詳しい情報は、当院の根管治療ページでご案内しておりますので、あわせてご覧ください。

歯科医師

全国で11名の歯科医師・・・・・・・のみ
日本で最も厳しい顕微鏡歯科基準をクリア

顕微鏡歯科ネットワークジャパン認定医・日本顕微鏡歯科学会認定医

根管治療・顕微鏡歯科治療専門 歯科医岡野 眞

歯科医師プロフィール 無料お悩み相談