岡野歯科医院
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症例で見る精密根管治療

Vol.12 左の副鼻腔の粘膜に炎症があり、近くの歯が原因になっていたことが考えられるケース

左上の第二小臼歯、第一大臼歯、第二大臼歯に膿があり、左の上顎洞下部の粘膜が炎症を起こして腫れていたケースです。三つの歯の膿が上顎洞に接していたため、歯性上顎洞炎を起こしている可能性が高いケースです。ただし、三つの歯の全ての膿が治らなければ上顎洞炎が治らないかもしれません。膿も大きく根尖孔外感染という根管治療で治りにくい膿になってしまっていることも考えられます。
CT画像を参考にしながらラバーダム防湿下で左上の第二小臼歯、第一大臼歯、第二大臼歯の精密再根管治療を行い、根管を隅々まで殺菌消毒しました。6ヶ月後の経過観察後CTスキャンにより全ての歯の膿の改善と上顎洞の粘膜の炎症の消退を確認しました。

初診時のCT画像です。

赤い矢印の先に大きな膿がみられます。そして、青い矢印の先に、上顎洞の粘膜が炎症を起こして白く肥厚しているのが分かります。歯性上顎洞炎を起こしていると思われるケースです。

膿の原因と考えられる左上の第二小臼歯、第一大臼歯、第二大臼歯の精密再根管治療を行いました。

根管治療完了6ヶ月後のCT画像です。

根の先にできていた全ての膿が消失・骨が再生し、上顎洞の粘膜の炎症も消退しました。

上顎洞炎は、根管治療が原因で起こることがあります。適切な根管治療を行うことにより、上顎洞炎が改善することがあります。大きい膿があっても、根管治療をトライすることをお勧めします。

歯科医師

日本では根管治療の成功率が30~50%とされる中、

当院の根管治療の成功率は98.7%・・・・・・・
膿が再発するケースはほぼ100%ありません。

日本顕微鏡歯科学会認定 歯科医岡野 眞

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